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電動サーボ機

電動サーボ機のメンテナンス

ー ご注意ください ー
保守作業を行うときは、誤って機械が動作した場合、大変危険です。必ず電源プラグ及び動力源を全て切ってから行ってください。

ヘッドの保守

ヘッド内には、インサートを受けるベアリングが組み込まれています。ヘッド内部の潤滑油が切れたり、ベアリングが摩擦しますと本来の加工仕上がりが得られなくなります。
常に良い仕上がりを保つために、定期的に給油等の保守をしてください。

潤滑油の補給について

ヘッドの給油は、週一回(約50時間)を目安に行ってください。
潤滑油には次の2種類があります。
グリース:リチウム系グリース(アルバニア2号)
潤滑油:リベロイド

グリースは、インサート上端部分に少量(0.2cc)塗布してください。塗布量が多いとインサート自身の回転が悪くなり、リベット径が小径の場合、仕上がりに悪影響を及ぼすことがあります。
リベット径が小径の場合は、潤滑油をインサート全体に塗布ください。
グリースガン(弊社純正品)の使用例

グリースガンはオプション品として販売しております。最寄の営業所までお問い合わせください。
リベロイド(潤滑油)の使用例

リベロイドはオプション品として販売しております。最寄の営業所までお問い合わせください。

交換部品について

ヘッド内で使用している各部品は全て消耗品です。使用状況に応じて定期的に交換する必要があります。
また、部品の交換作業には純正部品と特殊工具が必要となるため、最寄りの弊社営業所までご連絡ください。

ボールネジ部及びサポートユニット部の日常点検と給油

日常点検は安定したリベッティングの加工仕上がりを保ち、また機械の異常を早期に発見する手段としても、点検作業を必ず始業前に実施してください。
ボールネジのグリース潤滑が十分行えるよう、1ヶ月に一度はジョグ操作により、フルストロークを何往復かさせ、ボールネジ内のグリースが循環するようにしてください。
また、動作中に異音がないことを確認してください。異音がする場合、グリース切れが考えられますので、修理が必要になります。
昼夜聯読運転等、稼働率の高い場合は状況に応じ、給油時期を短縮してください。

給油手順

  1. 手動画面で現在位置を1mm付近に移動させてください。(現在位置が1mm付近でないと、ボールネジ部の給油が出来ません)
  2. 機械の電源を切って下さい。
  3. 機械左側面のつまみを緩めてカバーを外して下さい(カバー取付タイプのみ)。
  4. グリース給油口箇所から給油を行って下さい。
  5. グリースガンのストレートノズル(推奨型式:HSP-2:ヤマダコーポレーション)をグリスニップルに差し込み、押しつけながら給油してください。
    納入時はグリスニップル(THK)A-MT6X1を取付しています。
    一回の給油量はサポートユニットはグリスガン5~8ストローク分(約3~5cc)、ボールネジはグリスガン15ストローク分(約105cc)が適量です。
  6. 給油後は、電源を入れ、ジョグ操作により、何往復かさせ、ボールネジ全域にグリースがいきわたるようにして下さい。

スピンドル部の給油

予防保全を徹底して行う為に、保全点検表に基づいて各設備の点検作業を行って下さい。
機械の使用頻度によって異なりますが、6ヶ月(月1,500時間)を目安に給油を行ってください。

給油手順

  1. スピンドル下部のプラグ(M6)を外し、グリースガンの口金をネジ込んで下さい。
  2. グリースガン・ハンドルの1ストロークが適量です。
  3. グリースガンを外して、プラグ(M6)をネジ込んで下さい。

グリース:リチウム系グリース(アルバニア2号)
潤滑油:リベロイド 先端形状はM6ねじ

グリースガン(弊社純正品)の使用例

グリースガンはオプション品として販売しております。最寄の営業所までお問い合わせください。

日常点検

安定したリベッティングの加工仕上がりを保ち、また機械の異常を早期に発見する手段としても、下記点検作業を必ず始業前に実施してください。

保全安全表

点検箇所
点検内容
点検周期
処理
全体
異音・動作状態等
毎日
原因に応じて対処
各締結部
締結状態(緩み等)
半年
増締め
消耗部
摩耗・変形
半年
補修
マシン・ヘッド
カシメ状態
毎日
グリース給油、ベアリング交換
マシン・本体
ボールネジ
毎月
グリース給油、交換
スピンドル
半年
グリース給油、ベアリング交換
近接センサ
検出状態
毎日
位置・感度調整
推奨グリース:リチウム系グリース(アルバニア2号)
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