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空圧カシメ機の強みはコストとメンテナンス性|油圧・電動との違いや選び方を解説

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生産ラインの効率化でカシメ機の導入を検討する際「メンテナンスが楽なものがいい」といったお悩みはありませんか。


空圧式のカシメ機は、まさにその課題を解決する有力な選択肢として、多くの現場で採用されています。


こちらの記事では、国内カシメ機(リベッティング・マシン)トップシェアを誇る吉川鐵工株式会社が、空圧カシメ機の基本的な仕組みから、他方式との違い、選定ポイントまで網羅的に解説します。


お読みいただくことで、貴社の生産性とコスト効率を向上させる最適なカシメ機選びの指針が得られるはずです。

空圧カシメ機とは?基本を解説

ご要望にお応えする最適なご提案

空圧カシメ機の原理や特徴について、基礎情報から紹介します。


圧縮空気の力で部品を接合する「カシメ機」

カシメ機とは、リベットなどの締結部品に圧力や回転の力を加えて変形させ、複数の部品を恒久的に接合するための産業機械です。


その中でも空圧カシメ機は、多くの工場に備わっている「圧縮空気」を動力源として利用するタイプです。


溶接のように熱を使わない「冷間接合」のため、加工後の材料が熱で変質したり、歪んだりする心配がありません。


そのため、金属とプラスチックのような異なる材質の部品同士を接合することも得意としています。


また、作業者の熟練度に品質が左右されにくく、安定した接合を実現できる点も大きなメリットです。自動車や航空機、精密機器といった幅広い業界で活用されています。


空圧式ならではの4つの特徴

空圧カシメ機は、他の方式と比較して「速度・設置性・コスト・保守性」の4点で優れた特徴を持ちます。


利点

特徴

省スペース

・油圧ユニットのような大型の動力装置が不要なため、装置本体が小型で軽量


・限られたスペースの生産ラインにも組み込みやすい

低コスト

・高機能な電動サーボ式などに比べて、装置本体の価格が比較的安価な傾向

高メンテナンス性

・作動油を使わないため、油漏れで工場が汚れる心配が不要

・構造がシンプルで、日々の保守作業が容易


空圧カシメ機は、バランスの取れたカシメ機といえるでしょう。


▼空圧カシメ機の製品一覧はこちら

https://riveting-mcn.co.jp/products/#block893

空圧式の特徴を他方式との比較で理解

カシメ機を選定する際、空圧式の特徴を他の方式と比較することが欠かせません。


ここでは、各方式の要点を簡潔に解説します。

空圧カシメ機|バランスの良い選択肢

空圧カシメ機は、性能とコストのバランスが最も良い選択肢です。中小型部品の量産にも適しており、汎用性の高い万能タイプといえます。


小型・軽量、比較的安価、メンテナンスが容易といった多くのメリットがあり、全体的なコストパフォーマンスに優れています。


一方で、油圧式ほどの大きな加圧力は得られないため、太いリベットや硬度の高い素材のカシメには向いていません。


また、安定した圧縮空気を供給するための設備と、水分(ドレン)や油分を除去するエア品質の管理が必須となります。

油圧カシメ機|パワーを最優先する場合の選択肢

油圧式は、パスカルの原理を利用して非常に大きな力を安定して発生させられる、パワー重視の方式です。

大径リベットや硬度の高い素材の接合など、圧倒的な加圧力が求められる場合に適しています。


ただし、大型の油圧ユニットが必要で設置スペースを要する点や、作動油の管理・交換といったメンテナンスが課題となります。


油圧式の詳細については、記事「油圧カシメ機は強い加圧力が魅力|空圧・電動との違いや活用事例を紹介」をご覧ください。


電動カシメ機|精密な制御とデータ管理が強み

電動式(サーボ式)は、サーボモーターで動きを厳密にコントロールし、圧力や位置を正確に管理できる高精度な方式です。


加工データを記録できるため、品質保証やトレーサビリティが求められる場合に最適です。


高機能な分、他の方式に比べて導入コストが高価になる傾向があります。

電動式の詳細については、記事「電動カシメ機は精密制御とデータ管理・サイクルタイム短縮が強み|比較から導入のヒントまで紹介」をご覧ください。

空圧で実現する代表的なカシメ加工と用途例

空圧という動力源は、その特性から様々なカシメ加工に応用されています。ここでは、空圧式で一般的に用いられる代表的な加工方法と、その特徴・用途例を紹介します。

スピンカシメ加工:歪みを抑え滑らかな仕上がり

空圧を動力源とするスピンカシメ機は、インサート(加圧工具)を回転させながら圧力を加え、リベット頭部を滑らかに成形します。


加工対象への衝撃や変形が少ないため、精密機器の軸受けや、外観の美しさが求められる製品の接合に適しています。

空圧駆動の高速打撃式リベッティング:強い衝撃で確実にカシメる

圧縮空気の瞬間的な膨張力を利用する高速打撃式リベッティングは、空圧と非常に相性の良い加工方法です。


ピストンを高速で打ち付ける衝撃力で一気にカシメるため、非常に短い時間で加工が完了します。自動車部品や建築用金物など、大量生産で強度とスピードが求められる現場で多用されます。

ブラインドリベット締結(エアリベッター):片側からの作業に

部材の裏側に手が届かない箇所で使われるブラインドリベットの締結にも、空圧式の工具(エアリベッター)が広く使われています。


手動式に比べ、連続作業での疲労を大幅に軽減し、生産性を格段に向上させます。

空油圧ユニットによる高加圧:空圧の応用

純粋な空圧式ではありませんが、その応用として、空圧を元に油圧を発生させる「空油圧式」ユニットがあります。


これは、空圧の高速性と油圧の高加圧力を両立させるハイブリッドな動力源です。


「空圧ではパワー不足だが、大掛かりな油圧設備は導入したくない」という場合に最適な選択肢となります。

失敗しない!空圧カシメ機選びで確認すべき5つのポイント

自社に最適な空圧カシメ機を導入するために、事前に確認すべき5つのポイントを押さえておきましょう。


  1. 加工するワークの材質とサイズは適合するか
    仕様書の「最大加圧力」や「スロート(材料が通過する部分の最も狭い箇所)」を確認し、自社のワークを加工できるか見極めます。


  1. 使用するリベットの種類(中空・ソリッド等)は対応しているか
    使用するリベットの種類や材質、径をメーカーに伝え、それに合った機種や専用ツール(ポンチ、アンビル)の提案を受けましょう。


  1. 求められる加工精度やサイクルタイムを満たせるか
    品質を重視するなら圧力センサーなどで加工条件を数値管理できる機種を選びましょう。生産性を重視するなら、仕様書にあるサイクルタイムが自社の生産計画に合うか必ず確認してください。


  1. 設置スペースやユーティリティ(圧縮空気)は確保できるか
    カシメ機の外形寸法が工場レイアウトに収まるか確認しましょう。あわせて、仕様書に記載の空気圧力・消費量を工場のコンプレッサーで安定供給できるかチェックすることが重要です。


  1. 導入予算とランニングコストは適切か
    本体価格だけでなく、付帯設備を含めた総額で見積もりを取得します。さらに、コンプレッサーの電気代や消耗品代といった運用コストも考慮し、総合的に判断することが重要です。


上記のポイントをふまえて最適なカシメ機を導入し、生産コストの向上にお役立てください。

空圧カシメ機のことならお気軽に吉川鐵工株式会社へ

豊富な実績とお客様との信頼関係

今回は、空圧カシメ機について、その特徴から選び方までを解説しました。


最後に、記事の重要なポイントを振り返ります。


  • 空圧カシメ機は、コスト・メンテナンス性のバランスに優れている

  • パワー重視なら油圧式、精密な制御を求めるなら電動式と、用途に応じた使い分けを行なう

  • 選定時は「ワーク」「リベット」「精度」「設置場所」「コスト」の5点を確認することが失敗を防ぐ


最適なカシメ機の選定は、貴社の生産性を大きく左右する重要な工程です。しかし、カタログスペックだけでは判断が難しいのも事実です。


そんな時は、専門メーカーに相談するのが最も確実な方法といえます。


カシメ機国内トップシェアを誇る吉川鐵工株式会社は、以下の点で他社にはない強みを持っています。


強み

詳細

特許取得実績

・60年以上にわたり150件以上の特許を取得

・業界最多

オーダーメイド対応

・インサートをはじめとする治具を10,000種類以上製作

・生産ライン自動機の設計・製作にも対応

無料試作対応

・東京・大阪・名古屋の拠点で試作対応

・仕上がりを確認してから導入判断可能

海外実績

・32ヵ国以上の工場に納入

・ISOやIECなど各国規格に対応も可能

アフターフォロー

・納入後も工法相談・置き換え検討などもサポート

・長期的な安心運用を実現


カシメ加工に関するお困りごとがありましたら、ぜひ一度吉川鐵工株式会社へお気軽にご相談ください。

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