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油圧カシメ機は強い加圧力が魅力|空圧・電動との違いや活用事例を紹介

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油圧カシメ機の導入を検討するにあたり「自社の用途に合う機種はどれか」「導入コストはどのくらいか」「信頼できるメーカーは?」といった疑問をおもちの方は多いのではないでしょうか。

 専門的な設備だからこそ、選定の失敗は避けたいものです。

そこで、カシメ機(リベッティング・マシン)の国内シェアNO1メーカーである吉川鐵工株式会社が、最適な一台を選ぶために必要な知識をわかりやすく解説します。

この記事で分かること

  • 油圧カシメ機の仕組みと他方式との違い

  • 自社に合った機種を見極める4つの選定ポイント

  • 信頼できるメーカーの選定基準

ぜひ最後までお読みください。

油圧カシメ機とは?仕組みと用途を基礎から解説

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まずは油圧カシメ機の基礎から解説します。

そもそも「カシメ」とは?

「カシメ」とは、部品の特定の箇所に大きな圧力や回転の力を加えて塑性変形させることで、部品同士を固定・接合する加工方法です。

主な方式には、上から押し込む直圧カシメ(プレスカシメ)と、回転しながら成形するスピンカシメ(リベッティング)があります。

変形させることで、部品同士を固定・接合する加工方法です。「加締め」や、専門的には「塑性変形を利用した機械的接合」といわれます。

カシメ加工は、溶接のように熱を使わないため、材料への熱影響が殆どありません。また、適切に設計・加工されたカシメ部分は、ボルトやネジのように振動で緩む心配が少なく、確実な固定が可能です。さらに、異なる材質の組み合わせにも対応できます。

私たちの身近なところでは、ハサミ、フライパン、キャスターなどにこの技術が使われています。


油圧カシメ機の仕組み

油圧カシメ機は、その名の通り「油の圧力(油圧)」を利用して対象物をカシメる機械です。

その原理には「パスカルの原理」が応用されています。これは「密閉された容器内の流体の一部に圧力を加えると、その圧力は流体全体に等しく伝わる」という物理法則です。この原理により、比較的小さな力で非常に大きな力を生み出せます。

油圧カシメ機は、強力な油圧によって圧力を加え、製品に最適なインサート(ポンチ)を回転させながら加工することで、対象物を規定の寸法まで高精度に変形させます。

油圧カシメ機の4つの特徴

油圧カシメ機には、以下のとおり4つの特徴があります。

  1. 大きな加圧力・・・他の動力源に比べて圧倒的に大きな力を安定して発生できる

  2. 高い加工精度・・・圧力や加工寸法を精密に制御でき、毎回同じ品質を実現できる

  3. 品質の安定性・・・設定条件通りに動作し、作業者の熟練度に左右されにくい

  4. シンプルな操作・・・ボタンやフットスイッチで誰でも精度の高い加工が可能になる

油圧の技術には、パワーと精度を最適な形で実現する力があるのです。

【油圧カシメ機の主な用途】ハサミからタービンまで

油圧カシメ機は、身近なハサミのような工具から、タービンのような大規模な構造物まで、あらゆるものづくりの現場で活用されています。

油圧の力を利用して安定した加圧を行える点が大きな特徴で、硬度の高い素材の接合にも適しています。

高い荷重がかかる環境や、長期間の耐久性が必要とされる場面でも、油圧カシメ機による加工は確かな信頼性を発揮。

このように、油圧カシメ機は繊細な工具から重工業の現場まで、ものづくりを支える重要な存在として幅広く用いられているのです。

なぜ油圧式?メリット・デメリットと他方式との比較

カシメ機には油圧式以外にも種類があります。他方式との比較を通じて、油圧式のメリット・デメリットを紹介します。

油圧式・空圧式・電動式の違い



油圧式

空圧式

電動式

加圧力

非常に大きい

比較的小さい

大きい

精度・制御性

高い

比較的低い

非常に高い

作業スピード

標準的

非常に速い

速い

導入コスト

〇  

標準的

安価

×

高価

メンテナンス

作動油の管理が必要

比較的容易

容易

ランニングコスト

良い

良い

非常に良い

環境性

やや劣る

良い

非常に良い


上記は代表的な傾向であり、個別の機種などにより実態は異なる部分があります。

目安として、圧倒的なパワーが必要なら「油圧式」、初期コストやメンテナンス性を重視したければ「空圧式」、最高の精度を求めるなら「電動式」というように、優先順位に合わせて選ぶとよいでしょう。

空圧カシメ機の特徴は、記事『空圧カシメ機の強みはコストとスメンテナンス性|油圧・電動との違いや選び方を解説』で詳しく紹介しています。

また、電動式については、記事『電動カシメ機は精密制御とデータ管理・サイクルタイム短縮が強み|比較から導入のヒントまで紹介』をご覧ください。


油圧カシメ機のメリット

油圧カシメ機の最大のメリットは「圧倒的に大きな加圧力」と「高い再現性」です。


油圧ユニットにより、数トンから百トン程度まで強力な力を安定して生み出せます。このパワーで、硬い金属部品も問題なく加工でき、毎回同じ品質を保つことが可能です。


油圧カシメ機のデメリット

一方、デメリットは「メンテナンス性」です。油圧ポンプなど複雑な機構を持つため本体価格が高価になりがちで、作動油の交換など定期的なメンテナンスも必要です。


吉川鐵工株式会社では、機械の性能を長期にわたって維持できるようサポートいたします。


▼油圧カシメ機の製品一覧はこちら

https://riveting-mcn.co.jp/products/#block891



油圧カシメ機の選び方4つのポイント

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実際に油圧カシメ機を選ぶ際に確認すべき4つのポイントを解説します。

  

① カシメる対象を把握する

加工対象の最大径・材質から必要な圧着力を割り出します。不明な場合は吉川鐵工株式会社が最適なスペックを算出します。

② 設置環境と電源を確認する

一般的には、工場に据え置くなら大型の三相200V機、持ち運びを行うなら単相100V機やバッテリー駆動機が適しています。吉川鐵工株式会社では、オーダーメイドでのご対応を含め、お客様の設置環境に合わせた最適なご提案が可能です。

③ 操作性と安全性をチェックする

フットスイッチ、安全カバー、緊急停止機能など、作業効率と安全性を両立する機能があるか確認しましょう。

④ 総保有コストで判断する

本体価格だけでなく、消耗品やメンテナンス費用を含めた総保有コスト(TCO)で判断することが重要です。吉川鐵工株式会社は、お客様の予算や長期的な運用を見据えたトータルコストでのご提案を得意としています。 

油圧カシメ機の導入に関するよくある質問

Q. 信頼できるメーカーの探し方は?

A. 信頼できるカシメ機のメーカーに出会うには、次の3点を確認しましょう。

  1. 導入実績・・・同業他社での採用実績や施工事例

  2. 技術力・・・カスタマイズ対応や技術サポートの充実度

  3. サポート体制・・・購入後のメンテナンスやトラブル対応

高価な設備だからこそ、購入後のフォローが重要です。メーカー選びでお悩みでしたら、1960年設立・長年の実績を持つカシメ機製造メーカー吉川鐵工株式会社にぜひ一度ご相談ください。

Q. 中古のカシメ機を検討しても良い?

A.中古のカシメ機を購入すれば初期費用を抑えられますが、故障リスクや加工精度の低下といった問題が発生する可能性があります。

また、同一型式でもバージョンアップによる仕様変更や部品の互換性の欠如があるため、長期的な運用を考えると保証とサポートが充実した新品のカシメ機をおすすめします。


吉川鐵工株式会社では、お客様のご予算や生産条件に合わせた最適なカシメ機のご提案が可能です。お気軽にお問い合わせください。

最適な油圧カシメ機選びのご相談は吉川鐵工株式会社へ

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こちらの記事では、油圧カシメ機の基礎知識から選び方まで解説してきました。

最適な一台を選ぶための最も確実な方法は、自社の要望を整理した上で、専門メーカーに相談することです。

以下のような強みをもつ吉川鐵工株式会社では、現場の状況に合わせた最適な機種選定や、生産性を高めるためのノウハウを専門家の視点からご提案します。

  • 国内外で1万を超える生産拠点への導入実績と
    1万種を超える製品の加工をサポート

  • 小型から超大型までサイズバリエーションが豊富

  • 自動化装置・治具・工具までトータルな提案が可能

  • 試作が可能(大阪本社・東京営業所・名古屋営業所)

  • 導入後のアフターサポートも充実

ご要望を踏まえた最適機の選定から治具や条件までワンストップで設計し、生産能力・歩留まり・立ち上げ速度を改善します。まずはお気軽にお問い合わせください。

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