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導入企業紹介

株式会社 小澤製作所 (東京都足立区)
大手にはできない小回りとスピードで、現場の困りごとを"特急"でカタチにするテクニカルファクトリー 
 1964年の創業以来、空調関連製品の専門メーカーとして、飲食店やオフィスビル、病院、クリーンルームなど、多種多様な現場の空調設備を支え続けています。同社の強みは、少人数精鋭の組織を活かした「小回り」「スピード」。商社や大手メーカーでは対応が難しい小ロット品や特注品の製作を得意としています。新しい技術や知識を積極的に取り入れ、現場で得た着想をすぐに試作・検討するフットワークの軽さで、多くの顧客から厚い信頼を集めてきました。
 そんな同社では、工場倉庫向け換気口の製造に、YOSHIKAWAのリベッティング・マシンをご採用いただいています。

「手間」「属人化」そして「作業環境」への懸念

今回、工法転換の対象となったのは、工場倉庫向け「換気口」部品の接合工程です。従来はスポット溶接で固定していましたが、以下の課題を抱えていました。

1.品質管理の難しさ

 スポット溶接では、安定した接合に熟練のコツが必要で、作業者や条件によって品質にばらつきが生じやすい点が課題でした。
 さらに、接合強度は外観だけでは判断しにくく、手作業で強度を確認する必要があるため、品質管理に時間と負担がかかっていました。

2. 安全・環境面のリスク

 同社が掲げる「安全第一」の理念に対し、溶接時に発生する火花・スパッタ(飛散する溶融金属)やヒューム(金属蒸気)は、火傷や健康被害の大きなリスク要因でした。作業時には革手袋やゴーグル、エプロンなどの重装備が必要で、作業者の負担軽減と安全確保の両立が急務となっていました。

「生産性」と「安全性」を同時に満たす工法提案

リベッティング・マシン US-66

同社では、空圧式のリベッティング・マシン US-66を二台ご導入いただいています。
今回は、ワークの加工部分に立ち上がりがあるため、その形状に合わせて標準仕様をそのまま使うのではなく、最適な加工ができるよう仕様を調整しました。

導入機の概要

ワークの立ち上がり部分に干渉しないよう、以下の加工を施しました。
・インサート(ポンチ)の回り止め加工
 通常、インサートは回転しながら加工を行いますが、角度のついたインサートが回転することで、ワークの立ち上がり部分に干渉する可能性がありました。そこで、インサート自体の回転を止めることで、干渉を防げる仕様としました。  
・特注インサート
 立ち上がりの幅に合わせてインサートの側面を削るオーダーメイド仕様で製作しました。

導入効果

 US-66の導入は、少数精鋭で小ロット・特注品にも対応する同社のものづくりを、より力強く支えるとともに、同社が大切にしている「安全第一」の考え方を現場で具体化するものとなりました。 

少数精鋭の現場を支える生産性向上

リベッティング・マシンの導入により、溶接に比べて接合状態を目視で確認しやすくなり、品質管理の負担が軽減されました。さらに、ワーク形状に合わせた専用仕様によって位置合わせの手間が減り、加工後のバリ取りも不要になったことで、後工程の負担も改善。結果、従来は後処理を含めて約20秒かかっていた工程は、導入後約8秒まで短縮し、タクトタイムは60%軽減されました。
こうした効果は単なる工程改善にとどまらず、少数精鋭で小ロット・特注品に対応する小澤製作所様の強みを、さらに高めるものとなっています。 

「安全第一」を支える作業環境の改善

 スポット溶接で発生していた火花やスパッタ、ヒュームがなくなり、騒音も抑えられるため、作業者がより安心して作業できる環境づくりにつながっています。同社が大切にしている「安全第一」の考え方を、工法の見直しによって具体化できた点も、大きな導入効果の一つです。

品質の安定と安全第一をかなえる現場へ

「『ついてるように見えて実はついてない』のが一番怖い。でもリベッティング・マシンなら、一目で『確実についてる』ことが分かる。何よりも、これが一番なんだよね。」 

 今回の導入は、単なる設備更新ではなく、品質・安全・生産性を見直す工法転換となりました。 接合状態を一目で確認しやすくなったことで、品質の安定化と現場の安心感につながり、小ロット・特注品へのスピード対応という強みもより強化されています。 さらに、安全な作業環境づくりが進んだことで、同社の経営理念である安全第一を支える現場づくりにもつながりました。
  YOSHIKAWAはこれからも、現場に合わせた最適な工法提案で、安全で高品質なものづくりを支えてまいります。

インタビューギャラリー

導入機種

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