
ピンが抜けるリスクを低減させるためにピンの形状と径を変更したかったが、逆に打ち込みは難しくなり、作業者の負担は増大してしまうことになっていました。ハンマーでの打ち込みは身体への負荷が大きく、作業中のケガのリスクも高まっていました。
品質の安定と安全性を両立させることが、大きな課題として浮かび上がっていたのです。
工場の方が中古機械を探す中で商社に相談された際、吉川鐵工を紹介いただいたのがきっかけでした。
改善を急ぐ状況のなか、私たちは現場と共に何度も試作を重ねました。 特に大きな壁となったのが、治具の調整です。 直径わずか3mmの小さなピンにポンチを的確に打ち込むことは難しく、わずかなズレが製品にキズをつけることから品質に直結します。治具の形状や押さえ方を工夫しながら試作を繰り返し、最適な機械を探っていきました。
リベッティング・マシンは本来、回転しながら推力を加えてリベットを塑性変形させる工法が基本ですが、今回はスピンドルは回転させず圧入をする異なるアプローチを採用しました。
吉川鐵工では治具からポンチまで、設計から試作をして製作まで一貫して自社対応できる体制を整えているからこそ、短期間で集中的に改良を重ねることができました。お客様からは、私たちの真摯な対応とスピード感、そして「必ず解決できる」という確信を高く評価いただき、最終的に導入が決定しました。