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ヨコヅナとヨシカワ

 戸車の主な組立工程は枠(ハウジング)に車輪を組み込み、車輪の軸にリベットを挿入し、カシメ加工(リベッティング)を行います。カシメ加工は戸車の品質に大きく関わる重要な工程であり、不具合が発生すると車輪の回転不良や耐久性の低下につながる恐れがあります。
 そのため戸車製造において、カシメ加工は極めて重要な技術と位置づけられています。
吉川鐵工は創業当初はカシメ加工の受託メーカーとしてスタートし、かつては戸車のカシメ加工を手作業で行っておりました。そうした背景から戸車を主力製品とされているヨコヅナ様とは長年にわたり深いパートナーシップを構築してきて、共に歴史を刻んできたと言っても過言ではありません。
 ヨコヅナ様では、かつては吉川ブランドを象徴する油圧式リベッティング・マシンによって、作業者と機械が1対1でカシメ作業を行っておりましたが、その後ターンテーブルを搭載することで生産性の向上を図りました。
さらに生産効率を高めるべく、電動サーボ式リベッティング・マシンを組み込んだオーダーメイドの全自動組立装置を試行錯誤を重ねながら共に開発し、現在では4世代目の自動機をご導入いただいております。
 また、カシメの領域に留まらず、戸車の耐久性を確認するための専用試験機も開発しご導入いただいております。
車輪の軸心は”カシメ加工”

戸車製造における課題

  • 生産数の確保/拡大
1日の生産数には限界があり、大口受注等があると生産キャパがオーバフローしてしまうリスクが常に存在していました。ただ、多くの製造業に共通する設備や人員をピーク時に合わせて配置することが難しいという課題がございました。
さらに昨今は市場のニーズがますます多様化しており、多品種・小ロット生産が進む中で段取り替えの頻度が増え、生産効率の低下を招く要因にもなっていました。
その結果、生産量を確保並びに拡大することが困難という課題に直面されていらっしゃいました。
  • 品質の安定化
工程上に人が介在すると、不良品の発生や異なる品種の混入といったヒューマンエラーを完全に防ぐことが難しく、品質の安定化に限界がありました。
また、不良品の流出を防ぐためには検品・検査工程に多くの人手と時間といったリソースを割く必要があり、高い品質を維持するためには生産現場に大きな負担となっていました。
こうした背景から、安定的に高品質を維持する体制の構築が大きな課題となっていました。

”全自動組立装置”の導入

 戸車の生産は1日に数千個にもおよびますが、ニーズの多様化に伴い多品種化が進んだことで日々の安定生産に課題を抱えておられました。
 元来弊社製のリベッティング・マシンをご導入頂いておりましたが、より生産性を向上させるためにカシメ工程にのみならず、戸車を全自動で組立・検査まで行う装置の構築に共同で取り組むこととなりました。作業者の方はパーツフィーダーに部材を投入するだけで、部品の組付け、リベットの有無確認、リベッティング加工、さらに加工後のOK/NG判定までを全自動で完了できるため、生産性を従来比で約1.7倍にまで向上させることができました。
 さらに生産性を向上させただけでなく、検査工程まで組み込んだことで品質面の安定化を図ると共にこれまで検査工程に配置してい人員を別工程に配置することができ、工程全体の最適な人員配置を可能にしました。

【導入メリット】
・生産性向上による、生産キャパシティの拡大
・検査工程の組込により工程の歩留まりを大幅改善
・不良品混入リスクの低減による安定した高品質の担保
・人材リソースの最適化

”戸車試験機”の導入

 ヨコヅナ様は戸車の総合メーカーとして、「高品質」にこだわったものづくりをされており、単に製品を製造するだけでなく、お客様により安心してお使いいただくために製品試験にも注力されています。
品質保証の裏付けとして、戸車に荷重をかけ一定距離を走行させる耐久試験が可能な専用の試験機も導入されています。
 従来から他社製の走行試験機は導入されていましたが、設備の老朽化に加え、「段取り替えに手間がかかる」「設定可能な荷重の範囲が狭い」「試験時間が長い」といった課題を抱えていらっしゃいました。
 弊社ではお客様のご要望を丁寧にヒアリングしながらオーダーメイドで装置を設計・製作しているため、ニーズや課題を改めて伺った上で、吉川製の試験機を設計~製造までさせて頂き2台ご導入頂いております。
 カシメ加工がなくとも、ヨコヅナ様の具体的なご要望をもとに「課題を解決できる装置」をご提案・納入させていただき大変ご評価いただいております。

【導入メリット】
  • 試験時間の短縮による検証効率の向上
  • 設定可能な荷重の範囲拡張により、より多品種の試験が可能
  • 実使用環境に近い条件での試験が実現

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導入機種

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