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家具製造から”樽”づくりへ

リベッティング・マシン導入背景

70年以上に渡って飛騨高山の特徴を生かした木製家具製造をされている同社ですが、知り合いの経営者から「木工加工技術を生かしてウイスキーの樽も作れるのでは?」というお声をきっかけに、2022年4月にバレル事業部を立ち上げ樽づくりにチャレンジすることとなったようです
 樽本体の木工加工技術は持ち合わせていたものの、樽特有のタガはどうすればいいのか?リベットは何を使えば良いのか?リベットはどう留めたら良いのか?等々木工加工以外は何もかもが手探りでスタートされたそうです。
リベットの加工について色々と調べているところ吉川鐵工を知り、近くの名古屋にも営業所があるということでお問合せ頂いたことが吉川製のリベッティング・マシン導入のきっかけだったそうです。

リベッティング加工の試作からサポート

日進木工様では経験のなかったウイスキー樽のリベッティング加工は、吉川鐵工としては実績が多数あり、 導入検討当初はリベッティング加工において選べるほど種類があると考えていなかったそうです。また、調べていくうちに色々な種類の機械と細かなオプション品があり、何を選定しどう加工して良いのかがわからない中、実際に立会のもと試作ができるサポートが受けられたのが良かったとのことです。

試作当初は鍋型に加工するトライを進めていたが、 ウイスキー樽へのタガを挿入する際には丸型のリベット(カシメ後の形状が美しいことと樽に合うため)の方が木材へのダメージ含め良いだろとという北村社長の拘りを、即座にトライし実現できました。一般的には丸型のリベット加工は難易度が上がりますが、スピード感のある手厚い試作対応のサポートがあり、初めてのリベッティング・マシンの導入にも安心感を持って頂けました。

リベッティング・マシンの導入効果と今後の展望

導入をしてみて

  • 確実なリベット加工が可能で、カシメ不良やミスがない

  • 操作が簡単で、安全に作業ができる

  • カシメ後の形状が美しく、製品の意匠性を高める


今後の展望

事業立ち上げから間もなく、現在は国内の蒸留所に納入を開始されています。さらには、ルーマニア、スウェーデン、韓国、シンガポールなど、海外からの引き合いも増加しているとのことです。

「クラフトウイスキー蒸留所の数は2014年に9か所でしたが、2024年には準備・計画中を含めて114件まで増加したと言われており、10年間で環境は大きく変わっています。特に、みずならを使用した樽への評価は国内外から高く、今後はメンテナンス事業も展開していくことも見据えられています。

国内の樽メーカーが2~3社程度という状況の中、木工技術とリベッティングマシンの導入により、新たな価値創造に挑戦し続ける日進木工株式会社。今後のさらなる展開が期待され、微力ながら吉川鐵工もお力添えができればと考えております。

インタビューギャラリー

導入機種

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Tel : 072-876-5151
定休日 土曜、日曜、祝日 / 営業時間 9:00~18:00
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