本文へ移動

カシメ加工の脱属人化+安全性向上

リベッティング・マシン導入前の課題

フライパンの取手と本体の接合部にカシメ加工を採用していますが、使用していた直圧式プレス機では複数の課題を抱えていました。
・機械の調整や段取り替えが属人化しており特定の作業者しか扱えない
・安全性に懸念があり、特に女性には担当させづらい機械だった

治具のズレや段取り替え等での機械調整に熟練度を要し、「機械の調整を毎回決まった人にお願いしなければならず、慣れた人でも非常に時間がかかっていました」と当時を振り返ります。 また、安全面での懸念から女性スタッフへの作業割りが困難なこともあり、結局は特定の担当者でなければ作業ができない状況となり、カシメ加工が生産工程におけるボトルネックとなっていました。 

リベッティング・マシン導入の経緯

リベッティングマシンの導入経緯と活用方法

取引先の商社から吉川鐵工の”スピンカシメ”という技術を紹介され、使いやすさと安全性の高さを評価して導入を決めました。「最初は1台での運用でしたが、効果が実感できたため、現在は2台体制で稼働しています」と、導入の経緯を説明していただきました。

以前は作業者が限定されていましたが、現在は4~5名の作業者が交代で使用し、フライパンの取手と本体をつなぐ工程で活用しています。製品の特性上、水漏れを防ぎ、しっかりとした接合が求められますが、吉川鐵工のリベッティング・マシンでは生産性の向上だけでなく機能性も実現できています。

リベッティング・マシン導入効果

導入効果

  • 機械調整が容易になり、教育コストと調整時間を大幅に削減
  • 複数作業者での運用が可能となり、工場全体での生産が効率化
  • 安定した締結強度と水密性を確保し、プレスカシメから工法変更しても品質を維持
  • 綺麗にカシメができる」「機械構造がシンプルで扱いやすい」と作業者からも好評 
  • 導入以降、作業時の怪我がゼロ


カシメ工程を見直すことで工場全体の生産性を向上

これまでの機械では作業者の熟練度を要していた為、特定の作業者しか機械が扱えませんでした。当社は少数精鋭な為、カシメ工程のみを担う作業者ではなく、常に別工程と掛け持ちながら生産を進めていきます。そのため、作業者の都合によってはカシメ工程で生産が止まってしまうという課題とリスクがありました。
吉川鐵工のリベッティング・マシンは扱いやすいため、カシメ工程を担える作業者が複数名できたことで、全体で最適な人員配置をすることでトータルの生産性向上に繋がっています。
また、機械調整がしやすいために、段取り時間の短縮や教育コストの削減と目に見えにくいコストカットにも繋がっています。

インタビューギャラリー

導入機種

TOPへ戻る